かずデンコラム

【クリーニング】歯石除去の費用は保険でいくら?適用される条件と回数の目安

2026年9月8日 かずデンコラム一覧

「歯石を取ってもらいたいけれど、保険は使えるのだろうか」「費用はいくらかかるのだろう」と気になっている方は少なくないのではないでしょうか。歯石除去は歯科医院で日常的に行われている処置ですが、保険が使えるかどうかは受け方によって変わってきます。

同じ「歯石を取る」という行為でも、保険診療になるか自費診療になるかで費用には数千円単位の差が生まれます。この記事では、保険が適用される条件と費用の目安を整理したうえで、「歯石取りだけお願いしたい」という希望がその場で通りにくい理由まで具体的にお伝えしていきましょう。

歯石除去に保険が使えるかは治療目的かどうかで決まる

まず押さえておきたいのが、歯石除去に保険が使えるかどうかは「治療かどうか」で決まるという原則です。公的医療保険は病気の治療に対して適用される仕組みであり、予防や審美を目的とした処置は対象から外れます。

保険が適用されるケース

歯ぐきに炎症があり、歯周病または歯肉炎と診断された場合、その治療の一環として行う歯石除去は保険の対象になります。診断のためにはレントゲン撮影や歯周ポケットの深さを測る検査が必要で、検査を経て病名がついてはじめて保険で歯石を取れる流れです。

つまり、保険適用には検査と診断が前提になっているわけです。逆にいえば、検査を受けずに歯石だけを取るという形は制度上成り立ちません。

実際の流れとしては、初回に問診と歯ぐきの検査、必要に応じてレントゲン撮影を行い、診断結果をお伝えしたうえで歯石の除去に進みます。検査は処置後の変化を確かめる目的でも行われるため、治療の前後で複数回実施されることもあるでしょう。

※費用はあくまで目安です。歯周病の進行度や検査内容、レントゲン撮影の有無、処置する範囲などによって自己負担額は異なります。

自費診療になるケース

歯ぐきの状態が健康で治療の必要がない場合や、着色汚れを落としたいという審美目的の場合は、自費診療になります。コーヒーやお茶による着色、たばこのヤニを落とす処置も、病気の治療ではないため保険の対象から外れると考えておきましょう。

歯そのものを白くしたいという目的であれば、歯石除去やクリーニングとは仕組みの異なるホワイトニングという選択肢もあります。

保険診療での歯石除去の費用の目安

初回は検査を含めて3,000円から4,000円程度

保険が適用される場合、3割負担の方であれば初診時は3,000円から4,000円程度が目安になります。この金額にはレントゲン撮影や歯周病検査、歯石除去、清掃といった内容が含まれています。歯石を取る処置そのものだけでなく、診断に必要な検査の費用も合わせて発生する点を知っておくと、金額のイメージがつかみやすくなるでしょう。

また、同日、虫歯治療や歯ぎしり予防のマウスピースの作製を希望される場合は、お会計にさらに加算され4,000円後半〜となる場合も。最近はキャッシュレス決済導入医院も多く、現金の持ち合わせがない・・というお困り事にも対応できるようになってきましたが、毎年の国の医療費の改定と合わせて、留意する必要があります。

2回目以降と通院回数の目安

2回目以降は、1回につき1,500円から2,500円程度が一般的な目安とされています。ただし処置する歯の本数や部位によって前後するため、幅を持って考えておく必要があります。

回数については、歯ぐきの上に付いた縁上歯石であれば1回から2回で済むことも多い一方、歯ぐきの内側に隠れた縁下歯石は1回に4本から6本ずつ進めるため、全体に付着している場合は6回程度に分かれることもあるでしょう。歯石の量と歯周病の進行度によって総額が変わるという構造を理解しておくと、通院の計画も立てやすくなります。

なお、正確な金額は診療報酬の内容や実際に行う検査項目によって変わってきます。受診前に費用の目安を確認しておくと安心でしょう。

自費のクリーニングを選ぶ場合の費用と内容

自費診療のクリーニングは、専門的な機械を使って歯の表面を清掃するPMTCと呼ばれる処置が中心になります。費用は歯科医院が個別に設定するため幅がありますが、おおよそ5,000円から20,000円程度が相場とされています。

保険診療と比べると費用は高くなりますが、時間をかけて全体をまとめて仕上げられる点や、着色除去まで含めて対応できる点が特徴です。短期間できれいにしたい場合や、病気ではないけれど定期的に整えておきたいという目的であれば、自費を選ぶ意味は十分にあるといえるでしょう。

費用面でもう一つ知っておきたいのが、医療費控除の考え方です。治療として行った歯石除去は医療費控除の対象に含められますが、予防や審美を目的とした自費のクリーニングは対象外として扱われます。保険が使えるかどうかの判断軸と同じで、ここでも治療かどうかが分かれ目になると理解しておきましょう。

歯石取りだけをその場で頼めない理由

ここで、多くの方が疑問に感じるポイントにも触れておきましょう。「今日は歯石取りだけお願いしたい」と伝えても、その日のうちに希望どおり進まないことがあります。

理由は、保険で歯石除去を行うには先に検査と診断が必要だという制度の仕組みにあります。歯周病かどうかを確かめずに歯石だけを取る形は保険の対象にならないため、初回は検査と説明が中心になり、実際の除去は次回以降になるケースも珍しくありません。

また、歯石を一度に全部取ってしまうことが必ずしも良いとは限りません。歯石で覆われていた部分が露出して一時的に歯がしみたり、歯ぐきが引き締まって隙間が気になったりすることがあるためです。段階的に進める方法には、歯ぐきの回復を確かめながら安全に処置していくという意図も含まれています。

歯石を放置した場合に起こること

歯石は硬く固まった細菌のかたまりで、歯ブラシでは落とせません。放置すると表面に新たな細菌が付着しやすくなり、歯周病や虫歯のリスクが高まっていきます。

さらに、歯石が増えると口臭の原因にもなります。歯ぐきの炎症が進めば歯を支える骨が溶け、最終的に歯を失うことにつながる可能性も否定できません。歯周病は口の中だけの問題にとどまらず、糖尿病や心疾患との関連が指摘されている病気です。歯石を取り除いて炎症を抑えておくことは、全身の健康を守る土台づくりにもつながっていきます。歯石除去は見た目を整えるためだけの処置ではなく、歯を守るための治療という位置づけになると考えておきましょう。

なお、自分で歯石を取ろうとする方もいますが、市販の器具で無理に削ると歯や歯ぐきを傷つける恐れがあるため避けたほうが安全です。

歯石除去のご相談はかずデンタルクリニックへ

大阪市淀川区・阪急三国駅と地下鉄東三国駅からアクセスできるかずデンタルクリニックでは、歯科衛生士による歯周ポケット検査やスケーリング、ポリッシングを通じて、お口の状態に合わせた歯石除去に対応しています。歯石を取るだけで終わらせず、歯ぐきの状態を検査して記録しながら進める方針を大切にしています。

また、口腔内のカラー写真撮影に加えて、位相差顕微鏡でお口の中の細菌を映し出す検査も行っています。自分の口にどのような細菌がいるのかを画面で確認できると、なぜ歯石除去とセルフケアの両方が必要なのかが実感として伝わるはずです。なお、この検査は令和8年6月の診療報酬改定で新たに保険収載されました。

「歯石が気になるけれど費用が心配」「保険で受けられるのか知りたい」といったご相談も歓迎しています。キャッシュレス決済を保険診療・自由診療共にご利用頂けます。院内にはキッズスペースも完備していますので、お子さま連れの方も安心してご来院ください!治療を頑張ってくれたお子様には、ガチャガチャ・スーパーボールくじ(夏季限定)・スクイーズ(期間限定)も大好評です!

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