2026年7月6日 かずデンコラム一覧
保護者の方が最初にぶつかる壁が、「子供の歯並びが気になるけれど、矯正治療となるといったいいくらかかるんだろう」という費用面の疑問ではないでしょうか。一般的に小児矯正は数十万円単位の費用がかかる治療であり、相場感を持たないまま歯科医院を訪ねると、提示された金額に戸惑ってしまうケースも少なくありません。
実は、子供の歯並び矯正の費用は治療を始める時期や使用する装置、そして料金体系によって大きく変わってきます。この記事では、子供の歯並び矯正にかかる費用相場を1期治療と2期治療に分けて整理しつつ、装置ごとの目安、保険適用の可否、費用負担を軽減する具体的な方法までお伝えしていきます。
子供の歯並び矯正は、永久歯への生え変わりのタイミングに合わせて「1期治療」と「2期治療」の2段階に分けるのが一般的だといわれています。
1期治療は乳歯と永久歯が混在する混合歯列期(おおむね6〜10歳頃)に行う治療で、顎の成長を利用しながら歯が生える土台を整えることが目的になります。一方の2期治療は永久歯が生え揃った後(おおむね12歳以降)に行う本格的な矯正で、歯を1本ずつ動かして最終的な歯並びを完成させていく治療です。
両者は費用の目安が大きく異なるため、まずは段階ごとの相場を押さえておくと全体像が見えやすくなるでしょう。
1期治療の費用相場は、おおよそ10万円〜60万円程度になります。使用する装置によって幅があるため、代表的な装置ごとに目安を整理していきます。
口の周りの筋肉のバランスを整えるマウスピース型の機能的矯正装置で、費用相場は10万円〜30万円程度とされています。装着時間は就寝時を中心に日中1〜2時間ほどで、お子さま自身の取り外しも可能です。費用負担が比較的軽く、軽度〜中等度の症例に活用されるケースが多いといえるでしょう。
ネジを少しずつ回して顎を横に広げていく取り外し式の装置で、費用相場は20万円〜40万円程度になります。狭くなった顎を拡大して永久歯が並ぶスペースを確保する目的で使われ、保護者の管理のもとで毎日の調整が必要になる装置です。
透明なマウスピース型矯正装置の小児向けタイプで、費用相場は40万円〜60万円程度になります。混合歯列期の歯並びと顎の成長を同時にコントロールできる点が大きな特徴でしょう。見た目が目立ちにくい点が大きなメリットの一方で、装置代が他の1期治療装置より高めになりがちです。
出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合)の改善に使われる装置で、費用相場は10万円〜30万円程度になります。装着の手間や見た目の負担が大きいため、就寝時など時間を限定して使用するのが基本となります。
永久歯列が完成した後の2期治療では、費用相場が20万円〜110万円程度と幅広くなります。本格的な矯正治療になるため、装置の精密さや治療期間の長さが費用に反映されるのです。
最も歴史のある矯正方法で、費用相場は60万円〜100万円程度になります。ブラケットの素材によって金属・セラミック・舌側(裏側)矯正と分かれ、目立たないものほど費用が上がっていくのが一般的でしょう。
インビザラインに代表される透明なマウスピース型矯正で、費用相場は70万円〜110万円程度になります。見た目の目立たなさと取り外しできる利便性から、近年は2期治療でも選ばれることが増えてきました。
かずデンタルクリニックでは大人向けマウスピース矯正としてインビザラインに加えて、より費用を抑えやすいGalaxyAlignにも対応していますので、12歳以降のお子さまでも選択肢の幅が広がります。
矯正装置代以外にも、治療開始前と終了後にいくつかの費用が発生する点を見落としてはいけません。
治療開始前にかかるのが、初診カウンセリング料(0〜5,000円程度)と精密検査・診断料(0〜55,000円程度)です。レントゲン撮影、口腔内写真、歯型採取、CT撮影などを行い、治療計画を立てる工程になります。医院によっては初診相談を無料で行っているケースもあるため、複数の医院で相談してから決めるのもひとつの方法でしょう。
治療中は1か月に1回程度の調整料が0〜5,500円かかるのが一般的です。トータルフィー制を採用している医院ではこの調整料が総額に含まれているため、別途請求されることはありません。
治療終了後の保定期間には、後戻りを防ぐためのリテーナー(保定装置)代として20,000〜80,000円程度、保定観察料として1回あたり0〜5,500円程度が発生します。矯正治療は装置を外して終わりではなく、保定期間まで含めて完了するという視点が大切でしょう。
「健康保険は使えないんでしょうか」というご質問を保護者の方からよくいただきますが、結論からお伝えすると一般的な歯並びの矯正治療は原則として保険適用外です。
例外として保険適用が認められるのは、厚生労働省が定める特定の疾患に該当する場合のみで、具体的には次のようなケースが挙げられます。
唇顎口蓋裂などの先天的な疾患を伴う咬合異常、顎変形症と診断されて外科手術と併用する矯正治療、永久歯のうち前歯や小臼歯で3歯以上の萌出不全に起因する咬合異常などが代表例となります。これらは厚生労働省の指定する施設で治療を受ける必要があるため、対応している医院が限られる点にも注意が必要でしょう。
通常の出っ歯、受け口、叢生(歯のガタガタ)などは自費診療となるため、後述する医療費控除やデンタルローンといった負担軽減策を検討するのが現実的だといえます。
自費診療であっても、いくつかの方法を組み合わせることで実質的な費用負担を軽減できる可能性があります。
第一に、医療費控除の活用が挙げられます。1年間の医療費が10万円を超える場合(所得が200万円未満の方は所得の5%を超える場合)、確定申告で所得税の還付が受けられる制度で、子供の矯正治療は「歯並びを改善することで噛み合わせや発音、咀嚼機能の改善が見込まれる場合」として医療費控除の対象になるといえるでしょう。詳しくは国税庁のWebサイトでご確認いただけます。
第二に、デンタルローンや院内分割払いの活用です。一括払いだと家計への負担が大きい場合でも、月々の支払いに分散することで治療開始のハードルが下がるはずです。
第三に、トータルフィー制を採用している医院を選ぶという視点があります。処置別支払い制では治療が長引くほど総額が膨らむリスクがあるのに対し、トータルフィー制では最初に提示された金額以上はかからないため、予算管理がしやすいというメリットがあるのです。
大阪市淀川区・阪急三国駅と地下鉄東三国駅からアクセスできるかずデンタルクリニックでは、お子さまの歯並び矯正に関する初診カウンセリングに対応しています。プレオルソやインビザラインファーストといった1期治療の装置から、12歳以降の2期治療まで幅広く選択肢をご提案できる体制を整えてまいりました。歯科用CTやiTero(光学スキャナー)による精密検査をもとに、お子さまの状態に合った装置と費用の見通しを丁寧にご説明いたします。
院内にはキッズスペースも完備していますので、小さなお子さま連れの保護者の方も安心してカウンセリングを受けていただけるはずです。デンタルローン(120回払いまで対応)やクレジットカード払い、QRコード決済にも対応していますので、費用面のご相談もお気軽にお寄せください。
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