かずデンコラム

プレオルソとはどんな装置?特徴・効果・メリットデメリットを徹底解説

2026年3月4日

「プレオルソってどんな装置なの?」「子どもの矯正に使うマウスピースと聞いたけれど、詳しく知りたい」といった疑問を持つ保護者の方は多いのではないでしょうか。お子さんの歯並びが気になり始めたとき、プレオルソという選択肢を歯科医師から提案されることがあります。

プレオルソは、小児矯正で使用されるマウスピース型の装置であり、主に混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)のお子さんを対象としています。やわらかいポリウレタン素材で作られており、日中1〜2時間と就寝時に装着するだけで、歯並びや噛み合わせの改善をサポートする特徴を持っています。

本記事では、プレオルソがどのような装置なのか、その特徴や効果、メリット・デメリット、費用、適応できないケースまで詳しく解説します。お子さんの矯正治療を検討している保護者の方はぜひ参考にしてください。

プレオルソとはどのような装置か

プレオルソとはどのような装置か

プレオルソは、現役歯科医師(矯正専門)が開発した『取り外しのできるマウスピース矯正装置』です。歯を直接動かすというよりも、口周りの筋肉のバランスを整え、顎の成長を正しい方向へ導くことを目的としています。永久歯に生え変わる前に使うと効果が高いと言われています。

まずは、プレオルソの基本的な特徴について理解しましょう。

やわらかいシリコンポリウレタン素材で作られた装置

プレオルソは、やわらかいポリウレタン素材で作られています。従来の矯正装置と比較すると、装着時の違和感や痛みが少なく、お子さんへの負担が軽減されている点が特徴です。

素材がやわらかいため、お子さんが噛んでしまっても壊れにくく、口の中を傷つけるリスクも低くなっています。金属製のワイヤーやブラケットを使用する矯正装置と異なり、金属アレルギーの心配もありません。

また、プレオルソは既製品タイプの装置であり、歯型を取って一から作製するオーダーメイドの装置とは異なります。あらかじめ用意されたサイズやタイプの中から、お子さんの症状に合ったものを選択して使用する仕組みとなっています。

混合歯列期を中心に使用する装置

プレオルソは、主に混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)のお子さんを対象とした装置です。一般的には、5歳〜10歳頃のお子さんに適しているとされています。

混合歯列期は、顎の骨がまだ成長段階にあるため、この時期に適切なアプローチを行うことで、顎の発育を正しい方向へ導きやすくなります。永久歯が生え揃ってから行う矯正治療(2期治療)の前段階として、プレオルソを使用するケースが多いでしょう。

顎の成長が完了してしまうと、プレオルソの効果は期待しにくくなるため、適切な時期に治療を開始することが重要です。

装着時間は日中1〜2時間と就寝時のみ

プレオルソの装着時間は、日中1〜2時間と就寝時が基本となっています。1日中装着し続ける必要がないため、学校生活や日常生活への影響が少ない点が特徴です。

学校に装置を持っていく必要がなく、給食や体育の時間を気にする必要もありません。お子さんが装置の装着にストレスを感じにくい設計となっています。

ただし、効果を得るためには、決められた装着時間をしっかり守ることが重要です。装着時間が不足すると、期待した効果が得られない可能性があるため、保護者のサポートが欠かせません。

プレオルソの種類と適応症状

プレオルソの種類と適応症状

プレオルソには複数の種類があり、お子さんの症状に応じて適切なタイプを選択します。それぞれのタイプがどのような症状に対応しているのかを理解しておくと、治療のイメージがつかみやすくなるでしょう。

タイプ1(スタンダードタイプ)

タイプ1は、出っ歯(上顎前突)や叢生(デコボコの歯並び)など、一般的な不正咬合に対応するスタンダードタイプです。最も使用頻度が高いタイプといえるでしょう。

上の前歯が前に出ている、歯がガタガタに並んでいるといった症状に対して使用されます。口呼吸や舌の癖の改善にも効果が期待できます。

タイプ2(開咬用)

タイプ2は、開咬(奥歯を噛み合わせたときに上下の前歯が噛み合わない状態)に対応するタイプです。

開咬は、指しゃぶりや舌を前に突き出す癖(舌突出癖)が原因となることが多く、タイプ2はこれらの悪習癖の改善もサポートします。

タイプ3(受け口・反対咬合用)

タイプ3は、受け口(反対咬合)に対応するタイプです。下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態を改善するために使用されます。

受け口は早期に対応することが望ましいとされており、タイプ3を使用することで、顎の成長を正しい方向へ導く効果が期待できます。

プレオルソの効果

プレオルソの効果

プレオルソを装着して生活することで、自然と正しい口腔機能へ導かれ口元が整っていきます。ここでは、プレオルソによって期待できる効果について解説します。

悪習癖の改善効果

プレオルソの大きな特徴は、歯並びが悪くなる原因となる悪習癖(口呼吸、舌の癖、指しゃぶりなど)を自動的に改善できる点です。

口呼吸は、口周りの筋肉のバランスを崩し、歯並びや顎の発育に悪影響を与えます。プレオルソを装着することで、自然と鼻呼吸を促し、口呼吸の改善をサポートします。

舌の位置が低い(低位舌)、舌を前に突き出す癖(舌突出癖)なども、歯並びを悪くする原因となりますが、プレオルソは正しい舌の位置を誘導する効果も持っています。

顎の成長を正しい方向へ導く効果

プレオルソは、顎の成長期にある子どもに使用することで、顎の発育を正しい方向へ導く効果が期待できます。

顎の成長が不十分だと、永久歯が生えるスペースが確保できず、歯並びが悪くなる原因となります。プレオルソを使用することで、顎の成長を促進し、歯が並ぶスペースを整える働きが期待できるのです。

永久歯の歯並びが悪くなるのを予防する効果

混合歯列期にプレオルソを使用することで、永久歯が生え揃ったときの歯並びが悪くなるのを予防する効果が期待できます。

悪習癖を改善し、顎の成長を正しい方向へ導くことで、永久歯が正しい位置に生えやすくなります。結果として、2期治療(永久歯が生え揃ってからの矯正治療)が不要になったり、治療期間が短縮されたりする可能性があるでしょう。

プレオルソのメリットとデメリット

プレオルソのメリットとデメリット

プレオルソには多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。メリットとデメリットの両方を理解した上で、お子さんに合った治療法かどうかを判断することが大切です。

プレオルソのメリット

プレオルソのメリットとして、まず取り外しができる点が挙げられます。食事や歯磨きの際に装置を外せるため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯のリスクを軽減できます。

装着時間が短い点もメリットです。日中1〜2時間と就寝時のみの装着で済むため、学校生活への影響がほとんどありません。お子さんのストレスを最小限に抑えられるでしょう。

痛みや違和感が少ない点も大きなメリットです。やわらかいポリウレタン素材で作られているため、お子さんへの負担が軽減されています。

治療後の後戻りがしにくい点もプレオルソの特徴です。歯を無理に動かすのではなく、口周りの筋肉のバランスを整えることで歯並びを改善するため、治療後に元に戻りにくいとされています。

将来的な矯正治療の費用や期間を抑えられる可能性がある点もメリットといえるでしょう。プレオルソで早期に対応することで、2期治療が不要になったり、治療期間が短縮されたりするケースがあります。

プレオルソのデメリット

プレオルソのデメリットとして、装着時間を守らないと効果が出にくい点が挙げられます。取り外しができる装置であるため、お子さんが装着を嫌がったり、装着時間が不足したりすると、期待した効果が得られません。保護者のサポートが欠かせないでしょう。

すべての症例に適応できるわけではない点もデメリットです。骨格に起因する重度の不正咬合や、すでに永久歯が多く生えている場合などは、プレオルソだけでは対応できないことがあります。

歯並びの細かい調整はできない点も認識しておく必要があります。プレオルソは、歯を1本1本細かく動かす装置ではないため、精密な歯並びの調整が必要な場合は、他の矯正装置との併用が必要になることがあるでしょう。

効果の現れ方に個人差がある点もデメリットといえます。お子さんの症状や成長の状態、装着時間の遵守状況などによって、効果の出方は異なります。

プレオルソの費用と治療期間

プレオルソの費用と治療期間

プレオルソの費用や治療期間は、お子さんの症状やクリニックによって異なります。治療を検討する際は、事前に費用や期間の目安を把握しておくとよいでしょう。

費用の目安

プレオルソの費用は、クリニックによって異なりますが、一般的には10万円〜30万円程度が相場となっています。装置代のほか、検査料、調整料、経過観察料などが含まれるかどうかによって、総額は変わってきます。

ワイヤー矯正やマウスピース矯正(インビザラインなど)と比較すると、費用を抑えられるケースが多いでしょう。ただし、プレオルソだけで治療が完了せず、2期治療が必要になった場合は、追加の費用がかかることを認識しておく必要があります。

治療期間の目安

プレオルソの治療期間は、一般的に1年〜3年程度とされています。お子さんの症状や成長の状態、装着時間の遵守状況などによって、期間は変動します。

治療期間中は、1〜2ヶ月に1回程度の通院が必要となることが多いでしょう。経過観察を行いながら、必要に応じて装置のタイプやサイズを変更していきます。

プレオルソが適応できないケース

プレオルソが適応できないケース

プレオルソは、すべてのお子さんに適しているわけではありません。以下のようなケースでは、プレオルソが適応できない、または他の治療法が推奨されることがあります。

顎の成長が完了しているケース

プレオルソは、顎の成長期にあるお子さんを対象とした装置です。顎の成長が完了している場合(一般的に中学生以降)は、プレオルソの効果は期待しにくくなります。

永久歯が生え揃ってからの矯正治療(2期治療)には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、他の方法が適しているでしょう。

骨格に起因する重度の不正咬合

骨格自体に問題がある重度の不正咬合(受け口、出っ歯など)の場合、プレオルソだけでは対応が難しいことがあります。

骨格の問題が大きい場合は、外科的な治療や、より専門的な矯正治療が必要になるケースもあります。歯科医師の診断を受け、適切な治療法を選択することが重要です。

プレオルソの装着が難しい場合

お子さんがプレオルソの装着を極端に嫌がる場合や、装着時間を守ることが難しい場合は、期待した効果が得られない可能性があります。

保護者のサポートがあっても装着が難しい場合は、他の治療法を検討する必要があるかもしれません。お子さんの性格や協力度も、治療法選択の重要な要素となります。

ー まとめ ー

プレオルソは、やわらかいポリウレタン素材で作られた小児矯正用のマウスピース型装置です。日中1〜2時間と就寝時のみの装着で、口呼吸や舌の癖などの悪習癖を改善し、顎の成長を正しい方向へ導く効果が期待できます。

メリットとしては、取り外しができる、装着時間が短い、痛みや違和感が少ない、後戻りしにくい、将来的な矯正費用を抑えられる可能性があるといった点が挙げられます。一方、デメリットとしては、装着時間を守らないと効果が出にくい、すべての症例に適応できるわけではない、細かい歯並びの調整はできないといった点があります。

費用は10万円〜30万円程度、治療期間は1年〜3年程度が目安となりますが、お子さんの症状やクリニックによって異なります。顎の成長が完了している場合や、重度の不正咬合の場合は、プレオルソが適応できないこともあるため、まずは歯科医師の診断を受けることをおすすめします。

お子さんの歯並びが気になる保護者の方は、早めに歯科医院で相談し、適切な時期に適切な治療を開始できるよう検討してみてください。

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